エックスサーバーでワードプレスを安全に削除・初期化する方法
こんにちは!標準的レンタルサーバー運営者の吉岡です。あなたがこの記事を読んでいるということは、エックスサーバーで運用していたサイトを一度整理したい、あるいはトラブルで作り直したいと思っているところかなと思います。
「適当に削除ボタンを押して、他のサイトまで消えたらどうしよう……」なんて不安になっちゃいますよね。でも大丈夫ですよ。仕組みさえ理解すれば、初心者さんでも1分で安全に消去できます。私と一緒に、失敗しない手順を確認していきましょう!
- 間違えて別のサイトやデータベースを消去するリスクをゼロにできます
- サーバー内に不要なゴミデータを残さず、常にクリーンな状態を保てます
- 「メールが全部消えた!」という、独自ドメイン運用で最も怖い事故を防げます
- サイト削除後のSEO評価への悪影響を最小限に抑えるコツがわかります
エックスサーバーのワードプレス削除と初期化の手順
まずは具体的な作業から入っていきましょう。エックスサーバーは管理画面が使いやすいので、手順さえ間違えなければ一瞬で終わりますよ。ここでは、最も安全かつクリーンにサイトを消し去るための王道ステップを、運営者の視点で詳しく解説しますね。
削除前に確認すべきMySQLデータベース名の特定方法
削除ボタンを押す前に、絶対にやってほしいのが「データベース名の特定」です。これ、地味ですけど一番大事な工程なんですよ。エックスサーバーでワードプレスを複数作っていると、データベース名が「サーバーID_wp1」「サーバーID_wp2」みたいに連番で並んじゃいますよね。どれがどのサイトのものか、パッと見では全然わからないんです。これを適当に判断して消しちゃうと、稼働中の大事なブログが消えて真っ白……なんていう、夜も眠れないほど恐ろしい事態になりかねません。
wp-config.phpを宝探しのように覗いてみよう
確実な特定方法は、サイトの心臓部である「wp-config.php」というファイルの中身を見ることです。まず、エックスサーバーのファイルマネージャにログインしてください。対象ドメインのフォルダの中にある「public_html」を開くと、そこに「wp-config.php」が鎮座しています。これを選択して「編集」をクリックし、中のコードを少し眺めてみてください。define( 'DB_NAME', 'サーバーID_xxxxx' ); という記述が見つかるはずです。この「xxxxx」の部分が、あなたが今まさに消そうとしているサイトの正体ですよ。この名前をメモしておくことで、後述するデータベース削除のステップで迷子にならずに済みます。
簡単インストール画面でのダブルチェック
もうひとつの方法は、サーバーパネルの「WordPress簡単インストール」画面で確認することです。インストール済み一覧に、URLと一緒にデータベース名が表示されています。手動でインストールしたサイトだとここに出ないこともありますが、基本的にはここを見れば一発です。「ファイルの中身を見るのは怖いな」という方は、まずこちらをチェックしてみてくださいね。どちらにせよ、消去対象の「名前」を確定させることが、安全な削除の第一歩になります。
私は新しいサイトを作るたびに、スプレッドシートに「ドメイン名」と「データベース名」をセットでメモするようにしています。これだけで、数年後の自分が「これ、消していいやつだっけ?」と悩む時間をゼロにできますよ。
簡単インストール機能を使った安全な一括削除の手順
データベースの名前が特定できたら、いよいよ削除本番です。一番おすすめなのは、エックスサーバーが用意してくれている「WordPress簡単インストール」機能から消すルートです。これ、初心者さん向けだと思われがちですが、実はプロも多用する最もクリーンな方法なんですよ。なぜなら、自分であちこちのフォルダを消して回るよりも、システムに一括でお任せしたほうが「消し忘れ」が起きにくいからです。
実際の操作手順をシミュレーションしてみましょう
サーバーパネルにログインしたら、「WordPress」カテゴリにある「WordPress簡単インストール」をクリックします。削除したいサイトのドメインを選択すると、現在入っているワードプレスの一覧が出てきます。対象のURLを確認したら、右端にある「削除」ボタンをポチッと押しましょう。すると確認画面が出てきますが、ここで焦って「アンインストール」を押さないでくださいね。大事なオプション設定が隠れているんです(これは次のセクションで詳しくお話しします)。
「削除」と「アンインストール」の違いって?
エックスサーバーの画面では「アンインストール」という言葉が使われますが、これは「ワードプレスを構成するプログラムをサーバーから引き剥がす」という意味です。これを実行すると、サイトにアクセスしても「404 Not Found」や「ファイルが見つかりません」といった表示になり、事実上サイトは消滅します。もし「一から作り直したいだけ」なら、ここで削除した後に再度同じ場所へインストールすれば、真っさらな状態でリスタートできますよ。削除作業は一瞬で終わりますが、完了メッセージが出るまではブラウザを閉じずに見守ってあげてくださいね。
| 作業項目 | 所要時間 | 難易度 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| DB名の特定 | 約3分 | 中 | 他サイトとの誤認注意 |
| 簡単インストール削除 | 約1分 | 低 | チェック項目の確認 |
| 反映待ち | 数分〜1時間 | – | ブラウザキャッシュの影響あり |
(出典:エックスサーバー公式マニュアル:WordPressの削除)
データベースやユーザーも同時に消去する重要設定
ここ、テストに出るくらい重要なポイントです!簡単インストールの削除画面で、デフォルトではチェックが入っていない項目があるんです。それが「MySQLデータベース」と「MySQLユーザー」の削除オプション。これをスルーしてしまうと、ファイルは消えたのに「記事データが入ったデータベース」だけがサーバーの中に幽霊のように残り続けてしまうんです。これ、実はサーバー運営者としてはあまり美しくない状態なんですよね。
なぜ「同時消去」が必要なの?
理由は2つあります。ひとつは、サーバーリソースの節約です。データベースも容量を食いますし、何より「どのサイトにも紐付いていないデータベース」が溜まっていくと、将来的にどれが重要でどれがゴミかわからなくなって、管理がカオスになります。もうひとつはセキュリティです。使っていないデータベースユーザーが残っているということは、外部から侵入される隙を無意味に残しているのと同じなんです。なので、特別な理由(他のサイトで同じDBを共有している等)がない限り、全部にチェックを入れて「完全浄化」しちゃうのが正解ですよ。
手動で消す場合の「MySQL設定」画面
もし簡単インストールでチェックを入れ忘れてしまった場合は、サーバーパネルの「MySQL設定」から手動で消すことになります。ここで、最初の手順でメモした「あの名前」が役に立ちます。一覧から該当するデータベース名を探して、右端の「削除」を押せばOKです。これでやっと、あなたのサーバーから完全にワードプレスの痕跡が消え去ったことになります。スッキリしましたね!「本当に消していいのかな?」と迷うかもしれませんが、バックアップさえ取ってあれば、思い切って整理しちゃうのが運用のコツかなと思います。
インストール済み一覧にないサイトの手動削除方法
「簡単インストールの画面を開いたのに、消したいサイトが載っていない!」……そんな状況に直面して困っている方もいるかもしれませんね。これは、他社サーバーから引っ越してきたサイトだったり、FTPソフトを使って自分でファイルをアップロードして作ったサイトだったりする場合に起こります。でも焦らなくて大丈夫ですよ。エックスサーバーの「ファイルマネージャ」を使えば、手動でサヨナラすることができます。
public_htmlの中身を整理する勇気
やり方は、対象ドメインのフォルダ内にある「public_html」というフォルダを開き、その中にあるファイルを全て選択して「削除」するだけです。ただし、注意が必要なのが「WordPress以外のファイル」も混ざっている可能性があること。例えば、自分で置いたHTMLファイルや画像、あるいはアクセス解析用のファイルなどです。これらも一緒に消えてしまうので、一つずつ確認しながら選んでくださいね。特に「.htaccess」というファイルは、サイトの動作に重要な設定が書いてあるので、消した後に再インストールする予定なら、中身をメモしておくと後で楽になるかも。難しい操作に感じるかもしれませんが、要は「フォルダの中を空っぽにする」というお掃除作業だと思えば気が楽になりますよ。
ファイルマネージャで残留した不要データを整理する
「アンインストールが終わったから完了!」……と言いたいところですが、実はまだ少しだけ「残り香」が漂っていることがあります。キャッシュプラグインやバックアッププラグインを使っていた場合、それらが独自に作ったフォルダやファイルが「public_html」の中にひっそりと残っていることがよくあるんです。これらは簡単インストールの自動削除機能では消えない「頑固な汚れ」みたいなものですね。
最後の一拭きでサーバーをピカピカに
削除完了後、もう一度ファイルマネージャで「public_html」を覗いてみてください。もし「wp-content」の中の「cache」フォルダや、バックアップデータが入った見慣れないフォルダが残っていたら、それらも手動でゴミ箱へ送ってあげましょう。エックスサーバーには「inode数(ファイル数)」の制限があるので、数万個に及ぶ細かいキャッシュファイルが残っていると、将来的に他のサイトに影響を与えることもあるんです。見えないところまで綺麗に保つのが、熟練のサーバー使いへの道ですよ。これであなたのエックスサーバーは、次の新しい挑戦に向けて完全に準備が整いました!
1. 消す前にデータベース名をメモ!
2. 基本は「簡単インストール」でオプション全部チェック!
3. 残ったフォルダは手動でポイ!
この3ステップで、あなたもエックスサーバーの掃除マスターですよ。
エックスサーバーのワードプレス削除とリスク管理
さて、ここからは削除した「後」のお話です。「消すこと自体はできたけど、なんだか挙動がおかしい……」「SEOはどうなるの?」といった、運用上の不安を解消していきましょう。ここを疎かにすると、後で「えっ、そんなつもりじゃなかったのに!」と頭を抱えることになりかねません。私の失敗談も交えながら(笑)、リスク回避の極意をお伝えしますね。
ドメイン設定の削除でメールが消える事故を防ぐ方法
これ、今日一番伝えたいことかもしれません。エックスサーバーの初心者さんが一番やってしまう「取り返しのつかないミス」が、ワードプレスを消すつもりで「ドメイン設定そのものを削除してしまう」ことなんです。これは本当に、本当に気を付けてくださいね。ドメイン設定を削除するということは、そのドメインに関連する全てのデータをサーバーから消し去るという意味です。つまり、そのドメインで作った「メールアドレス」や、これまでに受信した「大切なメール」も、一瞬でこの世から消えてしまいます。
Webサイトとメールは別物と考えて
「サイトを閉じるんだからドメインもいらないでしょ?」と思うかもしれませんが、お仕事でそのドメインのメールを使っている場合、メールだけは残しておきたいケースが多いはずです。ワードプレスだけを消したいなら、必ず前述した「WordPress簡単インストール」のメニューから操作してください。サーバーパネルのトップにある「ドメイン設定」には、絶対に触れてはいけませんよ。もし間違えてドメインを消してしまったら、バックアップ機能(有料の場合あり)を使って復旧させるしかなくなります。この「境界線」をしっかり理解しておくことが、プロのサーバー管理術かなと思います。
「ドメイン設定の削除」=「サーバーからそのドメインの存在を抹消」です。Webサイト(WordPress)だけを消す時は、決してこのボタンを押さないでください。メールが消えると、仕事の取引先やサービスへのログインができなくなるなど、二次被害が拡大してしまいます。
システム不具合の解消に便利なリカバリー機能の活用
「サイトが真っ白になったから、一度消してやり直すしかないかな……」と絶望しているあなた。ちょっと待ってください!エックスサーバーには「WordPressリカバリー」という、まるでタイムマシンのような超便利な機能があるんです。これを知らずに全削除してしまうのは、ちょっともったいないかもしれません。この機能は、ワードプレスの「中身(記事や画像)」はそのままに、不具合の原因になりやすい「システムファイル(コアファイル)」だけを正常な状態に上書きしてくれるんですよ。
削除する前に試すべき「第三の選択肢」
使い方は簡単。サーバーパネルの「WordPressリカバリー設定」から、対象ドメインを選んで実行するだけ。パスワードの再発行や、テーマ・プラグインの一時停止も一括でできるので、ログインできなくて困っている時にも役立ちます。「もうダメだ、初期化だ!」と投げ出す前に、一度このリカバリーを試してみてください。意外とあっさり直ってしまうことも多いですよ。もちろん、記事ごと全部消してスッキリしたいなら全削除でOKですが、大切なコンテンツを守りたいなら、この機能はあなたの最強の味方になってくれるはずです。
(出典:エックスサーバー公式マニュアル:WordPressリカバリー設定)
サイト閉鎖後のSEO対策とGoogleインデックスの整理
ワードプレスを消しても、Googleの検索結果にはしばらくの間、あなたのサイトが表示され続けます。これを放っておくと、せっかくアクセスしてくれた読者が「ページがない!」とガッカリしてしまいますし、新しく作ったサイトのSEO評価にも微妙な影響を与えることがあります。「デジタルな後始末」も、素敵な運営者のたしなみですよ。
サーチコンソールでの「一時的な削除」リクエスト
もし、検索結果からすぐに自分のサイトを消したいなら、Googleサーチコンソールの「削除」メニューを使いましょう。ここでURLを入力すれば、数時間から数日で検索結果に表示されなくなります。ただし、これはあくまで「非表示」にするだけ。根本的にGoogleのデータベースから消し去るには、サーバーが「404 Not Found(見つかりません)」や「410 Gone(消滅しました)」という信号を返し続ける必要があります。サイトを消した後に新しいサイトを作る予定がないなら、そのまま放置していても数週間〜数ヶ月で自然に消えていきますが、早くスッキリさせたいならサーチコンソールの活用がおすすめですよ。
再インストール時の反映待ちや500エラーの対策
削除した直後に「よし、新しいブログを始めるぞ!」と再インストールすると、なぜかエラーが出てアクセスできない……なんてことがよくあります。これ、実はサーバーの故障ではなく、単なる「反映待ち」であることがほとんどなんです。エックスサーバー側でディレクトリを作ったり、SSLの設定を整えたりするのに、どうしても少し時間がかかっちゃうんですよね。
焦りは禁物。コーヒーを淹れて待ちましょう
特に「500 Internal Server Error」が出ると心臓に悪いですが、これは古い設定ファイル(.htaccess)が残っていたり、サーバー側で設定を読み込んでいる最中だったりするのが原因です。エックスサーバーの公式案内でも、設定反映には最大1時間程度かかるとされています。もし1時間待ってもダメな場合は、ブラウザのキャッシュをクリアするか、別のブラウザで見てみてください。大抵は「あ、映った!」となるはずです。削除と再構築はデリケートな作業なので、少し心に余裕を持って進めるのが成功の秘訣かなと思います。
失敗を防ぐエックスサーバーのワードプレス削除まとめ
お疲れ様でした!ここまで読んでくれたあなたは、もう立派なエックスサーバー使いです。最後に、今回の重要ポイントをギュッとまとめておきますね。まず、削除前には必ずデータベース名を特定すること。そして、簡単インストールの削除機能をフル活用し、チェックボックスを全て埋めて完全に消去すること。でも、「ドメイン設定」だけは安易に消さないこと。これさえ守れば、大きなトラブルに巻き込まれることはまずありません。
サイトを一つ消すことは、新しい何かを始めるための準備でもあります。スッキリしたサーバー環境で、次はどんな素敵なサイトを作るのでしょうか?あなたが新しい一歩を楽しく踏み出せることを、同じサーバー運営者として心から応援していますよ!もし途中で迷ったら、またこの記事を読み返しに来てくださいね。それでは、また!



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